▼「お別れの会」の映像だけど、世界の冨田の集大成的作品になっている。
特に「銀河鉄道の夜」は宮沢賢治作品に着想を得てつくられたそうで、ボーカロイドとオーケストラをコラボさせて、壮大な讃美歌をつくったような歴史的名作。
お葬式は
「本人を他人がどう思うか一番分かる」と言っている人がいた。
その人の人生が自分勝手でわがままなら、参列客も少なく
『早く葬式終わらないかな』
『義理で来たけど早く死んでよかった』
『遺産くれ』だし
いい人なら、自然に人が集まって
いつまでもその人柄を偲ぶ気持ちを
故人はずっと聞くように出来ている
とつづっていた。
冨田勲「お別れの会」は著名人らしく、多くの人が参列しているが、彼の作品には、後から後から人が集まって、彼らの心を豊かにするだろう。
1980年代のシンセサイザーの音楽でさえ、全く古びてない。
むしろ、聞く人に新たなアイデアを与えると思えるほど、力に満ちている。